7. 世界に広がるぬるぽ
2004年4月16日、イラクで拘束された三人の人質が解放されたというニュースが流れた。その後、大規模OFF板に「【関東でも】無事帰国おめオフオフ【やるよ】」というスレが建った。そしてオフ会当日、参加者達は三枚のプレートを掲げた。それぞれのプレートには「自業自得」「税金泥棒」「ぬるぽ」と書いてあった。
プレートを掲げた人々に気づいたマスコミが「ぬるぽって何ですか?」と質問したり、警察の間でも、「ぬるぽって何?」という趣旨のメッセージが無線で回り、プレートを掲げた人が質問を受けた。
「自業自得」「税金泥棒」の二枚のプレートには、バックに日の丸が描いてあるが、「ぬるぽ」のプレートには日の丸がなく、書体も異なる。これは、「自業自得」「税金泥棒」は、政治的な意味を持っているが、「ぬるぽ」はネタである、という意味があったと見られる。
たいていのニュースでは、「ぬるぽ」のプレートはカットされたが、TBSはそのプレートを掲げているところを放送したため、祭りが起こった。ぬるぽが世界に発信されたことに対するものとされている。
また「ぬるぽ」のプレートの裏には「ガッ」と書いてある。
2005年7月10日、西川口にアロマリラクゼーションスペース「ぬるぽ」がオープンした。中身は普通の性風俗店だが、「ぬるぽ」という名前や、HPに2ch用語やAAが使われていることで話題になった。
当日に建てられたニュース速報板のスレでは、HPに対する様々な指摘がなされた。「ぬるぽ」の店員もそのスレを見ていたらしく「うぷ」となっていたのが「うp」に変更されるなど、HPの2ch化がさらに進んだ。